肝炎治療戦略会議にてC型肝炎薬ソホスブビルの医療費助成が決定

2015年5月18日に第14回肝炎治療戦略会議が開催され、ウイルス性肝疾患の治療法などについての議論が交わされました。今回の会議では、5月20日に薬価収載が決定しているソホスブビルの肝炎治療特別推進事業における取り扱いについて検討が行なわれ、ジェノタイプ2のC型慢性肝炎およびC型代償性肝硬変に対する、ソホスブビルとリバビリンによる併用療法を肝炎治療特別促進事業において医療費助成対象とすることを決定しました。また、助成対象とするのに際して、必要となる条件についても検討を行ない、対象患者は肺がん合併を起こしていない、ジェノタイプ2のC型慢性肝炎またはC型代償性肝硬変のものとし、インターフェロンフリー治療の助成回数は1回とする案が検討されました。さらに、インターフェロンフリー治療が成功しなかった場合、それ以降のインターフェロン治療を助成対象とし、その申請の際には日本肝臓学会肝臓専門医が診断書の作製を行なうことを原則とする案が検討されました。

ソホスブビルについて

ソホスブビルは、ギリアド・サイエンシズ社のC型肝炎治療薬で、C型肝炎ウイルス特異的核酸型ポリメラーゼ阻害剤です。5月20日の薬価収載に伴い、ジェノタイプ2のC型慢性肝炎またはC型代償性肝硬変におけるリバビリンとの併用療法が保険適用となるもので、日本で初めてのジェノタイプ2のC型慢性肝炎またはC型代償性肝硬変に対するインターフェロンフリー治療に用いられます。2014年12月時点において、米国や欧州を含む世界38カ国で承認されています。

インターフェロンとC型肝炎治療について

これまでのジェノタイプ2のC型慢性肝炎またはC型代償性肝硬変の治療方法には、インターフェロン単独およびリバビリンとの併用など様々なものがありましたが、全てインターフェロンを含む治療方法でした。このため、インターフェロンの治療が困難であったり、無効であったりする患者に対しては、治療選択肢が限られるという状況でした。ソホスブビルとリバビリンによる併用療法は、こうした患者にインターフェロンフリーの治療選択肢を与える、有効かつ安全な治療方法です。
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