厚労省統計情報部が2014年の医療行為別調査を発表

2015年6月17日に厚生労働省の統計情報部は、2014年の社会医療行為別調査の概況について発表しました。この調査は、医療の給付を受ける患者に対しての、診療行為や調剤の内容や、患者の傷病などについての状況を明らかにすることで、今後の医療保険行政にフィードバックするための資料作りなどを行なうために、毎年行なわれています。今回の調査結果の対象となったのは、医科病院ならびに医科診療所が81,236,968件、歯科病院が617,279件、保険薬局が50,131,420件のレセプトです。また、この調査が行なわれた時期は、2014年6月審査分です。この調査結果では、薬局における調剤行為の状況や、薬局調剤における薬剤の使用状況などについてが明らかとなっています。

薬局における調剤行為について

2014年の薬局調剤の1件あたりの点数は、2013年と比較して8.9点ほど減少した1,094.6点でした。1回の受付で調剤を行なった点数は、前年と比較すると3.2点増加しており、855.4点となっています。また、最も点数が高かった調剤行為は、全体の74.6%を占める「薬剤料」の638.3点で、次点の「調剤技術料」は全体の20.7%を占める176.7%となっています。

薬局調剤における薬剤の使用状況について

薬局調剤における薬剤点数は、500点未満が58.2%と最も多くなりました。ただし、一般医療と後期医療に分けて見た場合、500点未満は一般医療では64.7%なのに対し、後期医療では40.5%と低くなっています。後期医療では、2,000点以上となるケースも全体の15.6%を占めており、年齢階級が上がると薬剤点数が高くなる傾向が見られました。また、薬剤の種類に関しては、一件あたり3.85種となりましたが、やはりこれも一般医療の3.51種と比較して、後期医療は4.80種と多くなる傾向が見られました。特に、75歳以上の患者については、全体の26.0%が7種類以上の薬剤を処方されていることが明らかとなりました。