小野薬品が第3四半期決算を発表、収益減少目立つ結果に

2015年2月3日に小野薬品工業株式会社(以下「小野薬品」)は、株主投資家などに向けて2015年3月期第3四半期(2014年4月〜12月)決算短信を発表しました。この発表によると、2015年3月期第3四半期の売上収益は約1,073億円で、前年同期よりも約42億円減少しており、3.7%減となりました。この売上収益減少については、薬価改定や後発品使用促進策の浸透などによる長期収載品の売上低迷および、一部の主要新製品の他社との競合の激化が原因としています。長期収載品については、末梢循環障害改善剤「オパルモン錠」が通期予想250億円に対し収益実績197億円で、前年同期よりも59億円少ない23%減、気管支喘息・アレルギー性鼻炎治療剤「オノンカプセル」は通期予想100億円に対し収益実績72億円で、前年同期よりも25億円少ない25.6%減、糖尿病性神経障害治療剤「キネダック錠」は通期予想50億円に対し収益実績41億円で、前年同期よりも17億円少ない29.5%減という結果になりました。主要新製品については、2型糖尿病治療剤「グラクティブ錠」は通期予想320億円に対し収益実績248億円で、前年同期よりも40億円少ない13.9%減、骨粗鬆症治療剤「リカルボン錠」は通期予想115億円に対し収益実績79億円で、前年同期よりも3億円少ない3.2%減、抗悪性腫瘍剤投与に伴う悪心・嘔吐治療剤「イメンドカプセル」「プロイメンド点滴静注用」は通期予想90億円に対し収益実績67億円で、前年同期の実績から増減無くほぼ横ばい、アルツハイマー型認知症治療剤「リバスタッチパッチ」は通期予想70億円に対し収益実績52億円で、前年同期よりも5億円多い10.5%増という結果になりました。また、営業利益に関しては約165億円で、前年同期よりも約91億円減少しており、35.6%減となりました。以上より、第3四半期の利益は約157億円で、前年同期よりも約42億円少なく、21%減少となっています。

財政状態について

小野薬品は当発表において、2015年3月期第3四半期連結会計期間末の資産合計がおよそ5,056億円であるとし、前期末よりも約195億円ほど増加したと述べています。また、非流動資産は約3,145億円、負債は約418億円、親会社所有者帰属持分は約4,594億円です。

連結業績予想などの将来予測情報について

小野薬品は、新たなライセンス収入、退職給付費用の増加などを新たに織り込んだ業績予想を発表しました。これは、2014年11月5日に公表されたものを上記の理由により修正したものです。前回発表予想では約1,294億円だった売上収益が、今回は約1,370億円に上方修正されています。