第一三共子会社が米国にて抗凝固剤「エドキサバン」を発売

2015年2月9日に第一三共株式会社(以下「第一三共」)は、米国にある子会社「第一三共Inc.」が、米国にて抗凝固剤SAVAYSA(エドキサバン)の発売を開始したことを発表しました。エドキサバンは、第一三共が創製した経口投与剤で、FXa(活性化血液凝固第X因子)阻害剤です。血管内にて血液凝固と関わっているFXaの、選択的・可逆的・直接的な阻害を、1日に1回の投与で行ないます。このたびの米国での発売は、2015年1月8日(米国時間)にエドキサバンが「静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症及び肺塞栓症)の治療」「非弁膜症性心房細動患者における脳卒中及び全身性塞栓症のリスク低減」の2つの適応にて承認されたことによります。第一三共はこの発表に際し、エドキサバンを米国で販売することが、米国の患者や医療関係者のニーズに応え新たな治療選択肢を与えることとなり、医療に貢献できると確信していると述べています。

エドキサバンについて

日本国内でエドキサバンは、既に「リクシアナ錠」の製品名にて2014年12月8日より販売されています。日本での本剤の承認は2014年9月26日で、「下肢整形外科手術施行患者における静脈血栓塞栓症の発症抑制」「静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症)の治療及び再発抑制」「非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制」の3つの適応にて承認を取得しています。

静脈血栓塞栓症・心房細動について

静脈血栓塞栓症は、四肢や骨盤などの深部静脈に血栓ができる「深部静脈血栓症」と、深部静脈で出来た血栓の一部が肺まで到達し肺動脈を閉塞する「肺血栓塞栓症」の総称です。また心房細動は、脳卒中を引き起こす恐れのある心臓疾患で、心拍が速く不規則な為に、血栓が出来やすくなります。毎年およそ620万人が死亡しており、世界の死亡原因第2位の疾患でもある脳卒中のリスクが、心房細動に罹患している場合は3〜5倍ほど高くなることが分かっています。