ベーリンガーインゲルハイムが「ジオトリフ」の第?相試験でのOS延長を発表

2015年1月19日にベーリンガーインゲルハイムジャパン株式会社は、EGFR(上皮成長因子受容体)遺伝子変異陽性NSCLC(転移非小細胞肺がん)患者を対象の第?相試験でOS(全生存期間)の延長を示したことが、2015年1月12日にThe Lancet Oncology誌に掲載されたことを発表しました。この試験では、エクソン19欠失(Del19)遺伝子変異を有するEGFR遺伝子変異陽性NSCLC患者に対して、1次治療としてアファチニブ(一般名「ジオトリフ」)による治療を施した場合、一般的な化学療法治療を受けた患者よりもOSが1年以上延びることが明らかになりました。尚、OSについてはこの試験においては副次評価項目でした。また、L858R遺伝子変異を有する患者に対しては、OSの延長などの効果は見られず、アファチニブを与えた患者群に見られた主な有害事象は、下痢や発疹/ざ瘡などで、これらはEGFR阻害により起因することが予想されており、管理可能かつ可逆的なものであるとしています。さらに、一次治療としてアファチニブを投与されたDel19遺伝子変異を有するEGFR遺伝子変異陽性NSCLC患者の主要評価項目のPFSは達成されており、アファチニブ投与された患者群において、多くの患者に肺がんに伴う症状の改善などが見られています。

ベーリンガーインゲルハイム代表Prof. Gerd Stehleのコメント

ベーリンガーインゲルハイムメディシンセラピューティックエリアオンコロジーのバイスプレジデント、ゲルト・シュテーレ氏は、今回初めて標的治療薬が一次治療としてDel19のEGFR遺伝子変異陽性NSCLC患者においてOSのベネフィットを示したことに対し、個別の治療アプローチが必要な遺伝子変異による疾患において今回のデータが得られたことは、科学的に重要な前進であると述べています。

アファチニブについて

アファチニブは、EGFR遺伝子変異陽性NSCLCの治療を適応として、世界中の多くの市場で承認されており、「GIOTRIF(EU)」「GILOTRIF(米国)」「ジオトリフ(日本)」という一般名にて販売されています。
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