アストラゼネカが滋賀工場の拡張、新薬の上市に向け

2014年12月22日にアストラゼネカ株式会社(以下「アストラゼネカ」)は、滋賀県米原市の包装工場を拡張し、現在急速に拡大しつつあるパイプライン化合物の生産量増加に対応することを発表しました。この工場拡張には、5,000万米ドル以上の投資を行なうことが予定されており、この工事は2015年3月に着工予定です。また、この拡張により延べ床面積は1万5,800平方メートル増える予定で、物流業務設備設置(マテリアル・ハンドリングエリア)、包装工場棟・事務QC棟の拡張増設の順に執り行われる見込みです。アストラゼネカでは、現在パイプラインを急速に進捗させており、新薬候補(第III相・申請中)は14件、2016年までに承認申請14〜16件、承認8〜10件が期待されており、2023年までの売上目標は年間450億米ドルとしています。このパイプライン進捗や目標達成のため、国内工場の中でも全ての製品包装などを行い、日本での販売の根幹を担ってきた米原工場を拡張することとし、これにより供給ラインのさらなる強化と安定化を図る方針です。尚、米原工場は1997年に医薬品製造業・輸入販売業許可と医薬品卸売一般販売業許可を受け、翌年に設立された工場で、国内の製品包装作業を行なってきました。2001〜2002年には最初の拡張工事が行なわれており、国内の全製品包装および安定した製品提供を行なうようになりました。

ガブリエル・ベルチ代表取締役社長のコメント

アストラゼネカにとって、日本は重要な市場であり、注力すべき成長基盤のうちの1つです。日本でのさらなる売上増加を図る為、大阪本社移転や営業要員増員の決定をこの1年で行なってきており、今回の米原工場拡張に対する投資もそのためです。アストラゼネカは現在も成長を続けてきており、医薬品企業営業売上ランキングではこの18ヶ月の間に12位から8位まで順位を浮上させています。今後のさらなる成長のための布石として、パイプライン新薬候補の可能性を確実にする為に米原工場に投資する考えです。

執行役員二クラス・ウェスターオルムオペレーション本部長のコメント

米原工場で製品包装および品質管理を行なってきていた製品は、感染症、消化器、循環器・代謝疾患、、ニューロサイエンス、オンコロジー、炎症・自己免疫などの領域です。米原工場の拡張により、日本の患者さんのアンメットニーズに対応していくことができるようになることが大変嬉しいです。
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