安倍内閣が2012年ぶりに改造人事

9月3日に安倍内閣は改造人事を行い、第二次安倍内閣を発足しました。厚生労働大臣に新しく就任したのは「塩崎恭久」氏です。塩崎氏は東京大学を卒業後、日本銀行で勤務していた経験があります。そんな塩崎氏が、今回厚生労働大臣に抜擢されたのは、安倍晋三首相が新・厚労省に求めるものが大きく関係しています。

安倍首相が新・厚労省に求めるものとは

安倍首相は、今回の改造人事にあたり、塩崎氏にいくつかの達成目標を告げています。 ①社会保障制度の改革 少子高齢化が進むなか、将来世代の負担を減らし社会保障を持続させる為には、今こそ社会保障制度の改革が必要な時期です。最近、塩崎氏が「年金積立金管理運用独立行政法人」に関する改革を提案したしたことも、今回の抜擢に大きく関係していると言えるでしょう。 ②雇用問題の解決 失業者が増え、正規雇用者が減っている現状を受け、失業をどのようになくしていくのかということが問題になっています。 ③被災地の雇用問題の解決 雇用問題は、特に3.11で被災した地域で深刻なものとなっています。被災地で暮らす人々の新しい雇用機会を作り、それを持続させることが、復興へ直接つながります。 国民の生活における経済的な問題が深刻化する中、塩崎氏が日銀で培った経済への鋭い視点が、今まさに必要とされているのです。

塩崎氏の上記以外のこれまでの功績

経済や年金問題などに強いとされる塩崎氏ですが、内閣官房長官時代には「がん登録法」の実現に貢献しています。この法は、全国のがん患者のデータを登録することを医療機関に義務付けたもので、情報の偏りなどを無くし、がんの対策や治療法開発の促進を図ったものです。こういった功績も、今回の厚労省大臣への抜擢にも関係しているのでしょう。

塩崎氏に期待すること

これまで様々な分野の問題を斬新な視点で解決してきた塩崎氏ですが、今の日本が彼に期待するのはどのようなことなのでしょうか。塩崎氏は、就任後の会見で、「社会保障を持続させること」「デング熱などの流行感染症や危険ドラッグなどの薬物から、国民の健康を守り抜くこと」を抱負として語っています。今の日本国民は、年金問題や新たな病気の流行など、たくさんの不安を抱えています。塩崎氏が日本の保障や健康を守ってくれることを、切実に願います。