そーせいが英へプタレス社を最大480億円で買収

2015年2月21日にそーせいグループ株式会社(以下「そーせい」)は、ロンドン現地時間2月20日付けで英国へプタレス・セラピュティクス(以下「へプタレス社」)の全株式を取得し、へプタレス社を連結子会社にしたことを発表しました。この買収は英国で開催された取締役会にて決議されたもので、既存の株主から普通株式21,213,303株を取得し、この対価として180百万米ドル、マイルストンまたはロイヤリティに応じての条件付き対価として最大220百万米ドル、合計で最大400百万米ドルを支払うこととなりました。現在、COPD治療薬(「シーブリ」「ウルティブロ」)のノバルティス社からのマイルストンおよびロイヤリティ収入を主な収益源としているそーせいは、これらの薬剤の特許切れを迎える2026年以降の収益の柱を作るべく、今回の買収に至りました。これによりそーせいは、へプタレス社の持つ独自のドラッグディスカバリー技術や、高収益パイプラインを活かし、パイプラインの強化や新事業の拡大を図ることが可能となり、そーせいが掲げるビジョン「日本発の世界トップバイオ企業になる」をより早く達成できる見込みです。

ヘプタレス社のドラッグディスカバリー技術について

ヘプタレス社では、独自のドラッグディスカバリー技術「StaR」を保有しており、これを基に、武田薬品工業株式会社やアストラゼネカ社などの複数の世界トップレベルの製薬企業と創薬共同研究提携契約を結んでおり、マイルストンやロイヤリティ収入を得ることができます。「StaR」は、Gタンパク質共役受容体(GPCR)に作用する薬剤を創出する技術で、世界で最も進んだバイオテクノロジーです。そーせいはこれまでに、難溶性低分子医薬品のナノ粉砕化に関する新規製剤技術「APNT」、新規ペプチド合成技術「Molecular Hiving」、新ペプチド立体構造改変技術「Peptune」を有する子会社を買収してきました。これらの技術に、ヘプタレス社のドラッグディスカバリー技術が加わることで、さらなるパイプラインの拡充や技術間のシナジー効果が期待できるとしています。

買収完了後の役員編成について

買収完了後は、そーせいグループ取締役兼代表執行役社長である田村眞一氏のもと、ヘプタレス社はそーせいの子会社として、引き続き現CEOマルコム・ウェイア氏のもと、グローバルな研究開発事業を行ないます。また、マルコム・ウェイア氏はそーせいの執行役副社長に就任し、そーせいグループからヘプタレス社へ、社外取締役であるピーター・ベインズとデクラン・ドゥーガンが、取締役として派遣される模様です。
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