健康情報拠点薬局検討会、健康拠点薬局の定義を了承

2015年6月18日に厚生労働省は第2回目となる健康情報拠点薬局(仮称)のあり方に関する検討会を開催し、健康拠点薬局(仮称)の定義や役割、基準などについて議論を交わしました。この議論は、第1回目の同検討会で出された意見をもとに行なわれています。第1回目の検討会で出た、健康情報拠点薬局(仮称)の定義などについての意見には、かかりつけ薬局と健康情報拠点薬局の関係はどうするか、ファーストアクセスの場として健康や栄養などの幅広い相談に対して最初に相談できる場所とするのがいいのではないかなど、多くの意見が出されていました。今回の議論では、こうした意見の中でも特に、「かかりつけ薬局と健康情報拠点薬局の関係性」「薬局の健康サポート機能としての役割」という2点について話し合われました。これら2つの論点に関しての議論を踏まえて、健康情報拠点薬局の定義は、「地域包括ケアとして国民の病気予防および健康づくりに貢献する薬局のことであり、かかりつけ薬局の機能を備えているのはもちろんのこと、近隣の人々のファーストアクセスの場として、要指導医薬品、一般用医薬品の適正使用に関するアドバイスをはじめとして、幅広い健康についての相談を受け付け、必要があれば医師や病院などを紹介するような、積極的に健康情報の提供を行なう薬局」を指すこととしました。

かかりつけ薬局と健康情報拠点薬局の関係性について

これからの薬局には、患者情報の一元管理や服薬指導などを行なうような「かかりつけ薬局」としての姿があるべき姿とされており、医薬分業の実現に向けて、すべての薬局を「かかりつけ薬局」としていくこととされています。このため、健康情報拠点薬局では「かかりつけ薬局」以上の優れた健康サポートが受けられるような薬局であることが望まれるのではないかとの意見が出されました。すなわち、かかりつけ薬局では、患者情報の一元管理や24時間対応・在宅対応・医療機関との連携が望まれていますが、健康情報拠点薬局ではさらに、健康サポート機能・高度薬学管理機能が付されることが望まれています。

薬局の健康サポート機能としての役割について

今回の検討会では、薬局に望まれる健康サポート機能としての役割に、OTC医薬品や健康食品の選択や適正使用に関しての助言、病気・未病を問わない幅広い健康相談の受付、必要に応じた専門職種や関係機関の紹介、薬局外における健康に関する情報提供などが挙げられました。