バイエル薬品 2014年の売上高増、2015年は成長率3倍を目標

2015年4月7日にバイエル薬品株式会社(以下「バイエル薬品」)は、2014年の売上高について発表しました。この発表によると、バイエル薬品の売上高は2,491億円で、前年と比較すると12.4%の増加となり、2年連続の2桁成長を達成しました。この成長率は目覚しいもので、医療用医薬品市場の売上トップ20企業中、成長率の高さでトップとなりました。バイエル薬品の代表取締役社長であるカーステン・ブルン氏は、この高い成長率について、2012年に発売された「イグザレルト錠」「アイリーア硝子体内注射液」の2剤の順調な市場への浸透および、「ゼチーア錠」「ホスレノールチュアブル錠・顆粒分包」などの成長製品の着実な伸長によるものとしています。また、2015年は成長率を医療用医薬品市場成長率の3倍とすることを目標としており、2015年以降の主なプランとして、開発パイプラインとなる第2・3相臨床試験52件の国内での実施などを挙げています。さらに、バイエル・ヘルスケア社提供の患者の課題をITによって解決するデジタルソリューション助成プログラムを日本へ導入することを検討中であることも明らかにしました。

バイエル薬品の産官学連携について

バイエル薬品は、2014年6月にオープンイノベーションセンターを発足しており、日本の大学や研究機関との連携機会の開拓を行なうとともに、革新的な治療薬の創出を試みています。この発足に伴い、2014年9月に京都大学と創薬研究候補主題の探索についての契約を結んでいます。また、バイエル・ヘルスケア社の研究助成プログラムを日本に本格導入することで、研究支援を行なっていく見込みです。尚、このオープンイノベーションセンターについて、カーステン・ブルン氏は順調に活動を展開していると述べています。

「イグザレルト錠」「アイリーア硝子体内注射液」の市場への浸透率について

経口抗凝固剤「イグザレルト錠」は、2014年の経口抗凝固剤市場で40.1%の金額シェアを占め、眼科用VEGF阻害剤「アイリーア硝子体内注射液」は、2015年1〜2月の眼科用抗新生血管形成剤市場で55.2%の数量シェアを占めています。これにより、これら2剤はそれぞれの市場におけるリーダー的ポジションを確立するものとなっています。