厚労省が20日に収載予定の28品目を発表、2品目は営業利益率上乗せ

2015年5月13日に行なわれた第296回中央社会保険医療協議会総会において、5月20日に収載予定の新医薬品が発表されました。収載予定の新医薬品は16成分28品目で、その内訳は、内用薬が9成分15品目、外用薬が2成分2品目、注射薬が5成分11品目となっています。また、薬価について補正加算などが行なわれたものは10成分あり、その内訳は、営業利益率上乗せが2成分、有用性加算(II)が3成分、画期性加算が1成分、外国平均価格調整(引き上げ)が5成分、外国平均価格調整(引き下げ)が2成分となりました。このうち、営業利率上乗せされた2成分であるジェンザイム・ジャパン?のエリグルスタット酒石酸塩(銘柄名:サデルガカプセル100mg )およびノボ・ノルディスクファーマ?のカトリデカコグ(遺伝子組換え)(銘柄名:ノボサーティーン静注用2500)については、原価計算方式を算定方式に採用しています。尚、エリグルスタット酒石酸塩はゴーシェ病の諸症状の改善薬、カトリデカコグは先天性血液凝固第XIII因子Aサブユニット欠乏患者における出血傾向の抑制薬です。

新規収載品「ソバルディ錠」について

新規収載品のうち注目を集めたのは、ギリアド・サイエンシズ?のソホスブビル(銘柄名:ソバルディ錠400mg)で、薬価が1錠400mgあたり6万1799円となりました。これは、2002年に薬価収載されたファンガード点滴用以来の画期性加算が上限の100%まで行なわれたことや、外国平均価格調整での引き上げが行なわれたという背景があるようです。ソホスブビルは、セログループ2のC型慢性肝炎またはC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善薬である抗ウイルス薬で、1日1回1錠を12週間にわたって服用するものです。薬価が非常に高額であり、12週間の内服により薬剤費は500万円を超えるため、生涯医療費のコストベネフィットの検討が求められました。

その他の高額収載品について

ソホスブビル以外の高額薬価となった新規収載品には、エリグルスタット酒石酸塩(サデルガカプセル)の1カプセルあたり76,926円(1日あたり153,852円)、レンバチニブメシル酸塩(レンビマカプセル)の4mg1カプセル3,956円、10mg1カプセル9,354円(1日あたり22,665円)、ポマリドミド (ポマリストカプセル)の4mg1カプセル60,548円(1日あたり60,548円)などがありました。