厚労省が1月の調剤費動向を発表、後発品シェア58.4%へ増加

2015年5月29日に厚生労働省保険局調査課は、「最近の調剤医療費(電算処理分)の動向(月次版)」として2015年1月の調剤医療費についてのデータを発表しました。このデータによれば、2015年1月に電算処理された調剤医療費は、前年より3.5%増えた5,974億円となり、処方せん1枚あたりの調剤医療費は、前年より0.7%減少の8,962円となりました。また、処方せんに関して、1枚あたりの薬剤料、薬剤種類数はいずれも減少傾向となり、それぞれ2.0%減少の5,538円、0.9%減少の2.93種類でした。薬剤料に関しては、後発医薬品が前年度同期と比較して19.9%増加の617億円となり、前年度より102億円の伸び幅を見せています。薬剤料の大半(およそ85%)を占めたのは内服薬で、伸び幅77億円の3,692億円でした。この内服薬のうち、化学療法剤の伸び幅69億円および循環器官用薬の総額875億円が、それぞれ最も高くなりました。全年齢における内服薬の総額が高かったのは、循環器官用薬、中枢神経系用薬、その他の代謝性医薬品の順で、これらが1963億円を占め、内服薬のおよそ53%を占める結果となりました。

後発医薬品の使用状況について

2015年1月の後発医薬品の使用状況は、新指標の数量ベースで58.4%に増加し、薬剤料ベースにおいても13.7%に増加し、後発品調剤率は63.2%まで増加しました。また、後発医薬品薬剤料の伸び率が最も高かった年齢層は5~10歳で32.6%、後発医薬品割合が最も高かった年齢層は65~70歳で14.9%でした。後発医薬品のうち内服薬の薬剤料は、前年同期から90億円増えて550億円となり、これを薬効大分類別にみると、総額が高い順に、循環器官用薬159億円、消化器官用薬99億円、中枢神経系用薬61億円となりました。

都道府県別の調剤医療費について

都道府県別に処方せん1枚あたりの調剤医療費を見ると、石川県の10.990円が最高額で、佐賀県の7,514円が最低額でした。また、都道府県別に処方せん1枚あたりの後発医薬品薬剤料では、岩手県の1,282円が最高額で、佐賀県の726円が最低額となりました。後発医薬品の調剤率、薬剤料ベースの割合、数量ベースの新指標による割合がいずれもトップだったのは沖縄県でした。
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