持田製薬が新たな中期経営計画策定、選択集中で売上高目標950億円

2015年4月1日に持田製薬株式会社(以下「持田製薬」)は、2015年から2017年にかけてのグループ全体における中期経営計画を発表しました。この中期経営計画は毎年策定しているもので、今年の計画は、医療制度改革などから受ける影響などを考慮し、「グループの力を統合し、安定的な収益基盤を再構築する3年間」とすることとしました。具体的には、「新薬などの営業を強化」「より戦略的にリソース活用を行なう」「次世代の支えとなるような投資を継続する」の3点を重点的に行なう見通しです。持田製薬の各事業においては、核となっている医薬事業において重点的領域(循環器・産婦人科・皮膚科・救急・精神科)へリソースを集中させることで、専門性の高い企業を目指すとし、パイプラインの拡充や開発品・製品の品目価値向上を図ると共に、少数精鋭な営業で顧客を重視した戦略を行なう見込みです。また、新薬であるうつ病治療薬「レクサプロ」について、海外でも高い評価を受けていること、大きな実績があることをを活かし、さらなる売上向上を目指し、日本国内におけるトップシェアを目指すとしています。そして、子宮内膜症治療剤「ディナゲスト」および尖圭コンジローマ・日光角化症治療薬「ベセルナ」による産婦人科・皮膚科領域の強化、慢性疼痛・抜歯後疼痛治療剤「トラムセット」による内科・循環器領域の強化、持続性Ca拮抗降圧剤「アテレック」および「アテディオ」による降圧剤市場での地位維持、高脂血症治療剤「エパデール」による循環器領域での地位維持を目指す模様です。さらに、医療制度改革を考慮し、バイオ後続医薬品やジェネリック抗がん剤などの後発品事業の拡充も進めていく方針で、売上高100億円を達成を目指します。

2017年度の連結経営目標数値について

持田製薬は、今回発表した計画の中で、2017年度の目標数値として、売上高を950億円、営業利益を95億円、研究開発費を135億円、社員一人当たり生産性を5,200万円以上と設定しました。

今後の経営方針について

ビジネスユニット(本社部門・医薬販売・創薬研究・医薬製造・ヘルスケア)の活動効率向上・機能強化による自立と、ビジネスユニット間の連携を目指し、企業価値を向上させていく見通しです。また、限られたリソース活用の為、社員の能力開発支援や部門間協力、業務改革を行なう見込みです。
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