日本製薬医学会がアストラゼネカ協力の下、MSLの認証事業を開始

2014年10月27日、JAPhMed(一般財団法人日本製薬医学会)は、MSL制度(メディカルサイエンスリエゾン)を外部より評価する認定事業を開始することを発表しました。また、この認定事業は海外では15年以上もの長いMSLの歴史を持つ、アストラゼネカ社協力の下で行われることも同時発表されています。今回の事業を通して、MSLとプロモーション活動が異なる位置づけであることを明確にし、日本の医療発展に貢献するのが目的です。これを契機に日本でのMSL制度の標準化や定着を図ります。なお、この外部認定事業は、昨今の日本における製薬企業活動においてMSLのニーズが高まってきている一方で、日本でのMSL活動の歴史は浅く、企業によりその定義は異なっており、MSLのモラル・品質を監視する第三者機関さえ存在しないといった現状を受けて着手されたものです。

MSLについて

MSLは、医学や科学に関する高い専門性や学術知識を持っており、企業の社内外において製品の適正使用について医学的・科学的側面から推進し、製品価値の至適化を行う職のことです。近年、MR(医薬情報担当者)ではカバーできないような医学的・科学的に高度な情報を、医師が要求することが増えてきたことや、臨床研究の透明性を確保する必要性があることから、研究に関しての高度な専門知識を、プロモーション活動としてではなく、純粋な科学的活動として提供したり、医薬品販売後のエビデンス構築を行うことが出来るMSLへのニーズが高まっています。アストラゼネカは、海外において15年以上、日本においては3年目となる、MSL活動の歴史を持っています。MSLの歴史が浅く、制度も正式に定まっていない日本において、アストラゼネカは海外での経験を活かし、日本のMSL制度を整えてきました。今回、この経験をさらに活かすべく、アストラゼネカ側からJAPhMedへ、MSLに対する外部認定制度確立のための協力を申し出ました。

JAPhMedについて

JAPhMedは、製薬医学の推進を行い、患者や社会へ貢献するべく医薬品の適正使用へ導く活動を行っています。製薬医学とは、創薬から市販後の管理まで幅広い領域をカバーする医学専門科目で、JAPhMedではこの専門知識の普及や啓発を責務としています。
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