中医協総会が新薬14成分26品目の薬価収載を了承

2015年2月18日に第291回中央社会保険医療協議会総会が全国都市会館にて執り行われ、医薬品の薬価収載などについて議論がなされました。ここでは、他にも医療機器の保険適用、先進医療会議の検討結果報告、調査実施小委員会の報告、最近の医療費の動向などの議題についても取り上げられています。医薬品の薬価収載については、全部で14成分26品目の医薬品について薬価算定が行なわれました。この内、内用薬が5成分9品目、注射薬が7成分15品目、外用薬が2成分2品目となっています。特に、2014年12月26日に新有効成分含有医薬品の承認区分で製造販売承認された武田薬品工業株式会社のタケキャブ錠については、「タケキャブ錠10mg」1錠を160.10円、「タケキャブ錠20mg」1錠を240.20円と算定しました。この薬価算定は、類似薬効比較方式(II)によって行なわれており、新薬収載希望者による市場規模予測(ピーク時に620億円)などから算定されています。タケキャブ錠は、ボノプラザンフマル酸塩を成分とする消化性潰瘍用剤(逆流性食道炎等用薬)で、エソメプラゾールマグネシウム水和物と類似した作用機序(プロトンポンプ阻害作用)を持つ内用薬です。尚、今回の薬価算定が行なわれた新約については、薬価基準収載予定日が2015年2月24日となる見込みです。

その他の新薬の薬価について

タケキャブ錠以外の主な薬価は以下の通りとなりました。エーザイの消化性潰瘍用剤であるパリエット錠5mgは70.50円です。また、日本ベーリンガーインゲルハイムの糖尿病用剤であるジャディアンス錠10mgおよびジャディアンス錠25mgは、それぞれ205.50円・351.20円です。さらに、アステラス製薬の高チロシン血症?型用薬であるオーファディンカプセル2mg・同5mg・同10mgは、それぞれ3,960.60円・8,649.00円・15,768.20円などとなっています。

算定方式について

今回薬価収載が行なわれた新薬に対して採られた算定方式には、類似薬効比較方式(?)・(?)、規格間調整、原価計算方式があります。また、類似薬効比較方式を採択された新薬には、武田薬品工業のタケキャブ錠(最類似薬:エソメプラゾールマグネシウム水和物)、日本ベーリンガーインゲルハイムのジャディアンス錠(最類似薬:ルセオグリフロジン水和物)、ノバルティスファーマのコセンティクス皮下注(最類似薬:ウステキヌマブ(遺伝子組換え))、鳥居薬品の治療用ダニアレルゲンエキス皮下注「トリイ」(最類似薬:なし)、 バイオジェン・アイデック・ジャパンのイロクテイト静注用(最類似薬:ツロクトコグ アルファ(遺伝子組換え))、マルホのベピオゲル2.5% (最類似薬:アダパレン)、鳥居薬品のスクラッチダニアレルゲンエキス「トリイ」100,000JAU/mL(最類似薬:なし)があります。
111