中医協費用対効果評価専門部会、今夏を目処に中間報告を予定

2015年5月27日に第25回央社会保険医療協議会費用対効果評価専門部会が開催され、これまで進めてきた費用対効果評価の具体例を用いた検討の結果について議論が交わされました。この具体例の検討は、2014年1月15日に行なわれた中医協総会において、具体的な医薬品等を例に費用対効果の評価が行なえるよう、データやデータ分析を用いた検討が了承されたものです。中医協や中医協部会では、これまでに具体例に関する検討として、2014年5月に具体例の選定基準と対象品目などについて決定し、2015年1月より具体例の分析結果などについての議論を重ねてきました。今後は、「データ提出のあり方」「分析方法」「評価の一連の流れのあり方」「評価結果の活用方法」などの論点について、さらに議論を進めていく方針です。また、「費用対効果評価に関する制度の在り方」については、今年の夏頃を目処に中間報告を行い、その後さらに議論を深めていく見通しです。

今後の議論の詳細について

今後、議論を深めていくとした上記4つの論点の詳細は、以下のとおりです。一つ目の論点である「データ提出のあり方」については、評価対象の選定基準をどのように考えるのか、さらにデータ提出はどのようにあるべきか等について議論を進める見込みです。また、2つ目の「分析方法」では、分析ガイドラインの整備についてや、効果指標をどのように考えるのかについて、3つ目の「評価の一連の流れのあり方」については、再分析や評価の在り方などについて、さらに4つ目の「評価結果の活用方法」については、使用の推奨もしくは非推奨、価格への反映などによる社会的・倫理的要素の見込みなどについて議論を行なうもようです。

今回の部会で議論された論点について

今回の第25回中医協部会では、上記の4つの論点についての課題の報告など、総括的な議論が交わされました。「データ提出のあり方」の論点についての意見として、「企業による分析結果の提出をさらに推進させるためにも、企業へのさらなる協力要請をおこなうべき」「薬事承認や保険適用などのタイミングに合うようなデータ・データ分析結果の提出が望まれる一方で、データ作成側の状況によってはデータ提出に時間が掛かることも事実ということを考慮すべき」などが挙げられました。また、「評価の一連の流れのあり方」の論点における、評価のあり方についての意見として、「分析と評価は異なる視点において行なわれるものであり、評価に値する分析結果である必要がある」「評価を進める中で、必要に応じて再分析を実施することも検討すべき」などが挙げられました。
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